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毎月でも通いたい『日本料理たかむら』さんですが、とっても忙しい「世界一の浜ちゃん」とのスケジュールを合わせるのに少し時間がかかってしまいました。
今回もまるで八寸のように美しく完成された先付からスタート。
横手の寒モロコの山椒焼き。浅蜊と春菊の胡麻寄せ。祖父江のギンナン。男鹿のサザエ。里芋にワサビと錦ゴマ。卵焼き。
これに合わせるのが、新政酒造がたかむらさんのために特別に作ったお酒、「日本料理たかむら別誂袋吊り」の佐藤卯兵衛。今回これを飲むのを楽しみにしていたお酒です。佐藤卯兵衛の良さと新政独特のニュアンスは残しながら、酸やアタックがたかむらさんのお料理に合うよう粋に仕上がった、とっても好きなタイプのお酒でした。
続いて賀茂茄子の揚げ浸し。
そして秋田産タラの白子の甘酢餡 。こうしたさりげない品の塩梅の良さにも、高村さんの気遣いが現れています
野菜の沢煮椀。
せり 人参 松茸等10種類の野菜がミリ単位の精度で刻みあわされた絶妙なバランスがあって成り立つ、実は難しいお料理だそうです。
豚の背脂でコクを、吸い口に胡椒を、たかむらさんには珍しい昆布出汁で仕上げられています。
向付は男鹿のボタン海老、ヒラメそしてヒレナガカンパチ。
焼き物には今やすっかり名物となった比内地鶏の首皮詰め。 ガスで火を通して炭で仕上げられたものを今回は丸々1本いただくことができました。
秋田錦牛のタンにマッシュポテトとカブラモチ。仕上げにイタリア産秋トリュフが使われていますが、単に贅沢感を演出するためにトリュフをスライスしたのではなく、この季節のトリュフの良さをしっかり引き出し、しっかり江戸料理として成立させている見事な品です。
続いてもすっかり定番となった北海道イワシの酢の物、すぎたさんへのオマージュ。
コースの中でしっかりと役割を持った品へとまた進化していました。
イクラの醤油漬けの春巻きと海老芋。
適度に温度が加わりトロっとしてチーズのような旨さを楽しめるイクラのお料理。イクラを天ぷらではいただいたことがありますが、それともまた一段違うお料理に仕上がっています。
〆は三陸の穴子をつかったアナゴご飯。フワフワトロトロの卵との相性が抜群です。
しっかり量もいただけるメンバーでしたので〆をもう一品、冷やし坦々麺を追加。
さて、今回の訪問でもう一つ楽しみにしていたのが、「たかむらモンブラン」。
横手の黒イチヂクの甘露煮を和栗で包んだお菓子なのですが、昨年いただいてその旨さに悶絶し、今年もシーズンを待ち焦がれていたデザートです。
新しくできたナスのパイと一緒に、お土産の折にも入れていただきました。
美味しくて楽しくて幸せなのは当たり前。訪問する度に新たな驚きと感動を与えてくれる『日本料理たかむら』さん。今回もまた特別な時間を過ごすことができました。

日本料理 たかむら

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