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【前編】
地産地消という概念を大きく変えた谷口シェフの新しいお店、『L’evo』。
富山駅から車で1時間半。険しい山道を走ってたどり着ける特別な場所をあえて選んで作られたオーベルジュです。
本来でしたら泊まりで利用したかったのですが、まずはスケジュールを優先してランチにおうかがいしました。
この日はお天気に恵まれ、テーブルの横の窓には青い空と雪景色が光る最高のコンディションです。
メニューの最初には「prologue」としか書かれていませんが、L’evo鶏のレバームースや甘鯛、ゲンゲの灰干等々、美しさと美味しさに驚きと感動が加わるという、谷口さんの世界がスタートします。
「目近鮪」は寒気にさらし旨味を凝縮し、自家製のキャビアと地元の赤大根で。
「月ノ輪熊(春)」は、冬眠明けの熊肉に地元のススタケや山ウド干しゼンマイ、それをウニと熊のコンソメに合わせる、全く新しい感覚の世界です。

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【中編】
『L’evo』の中盤
メニューには「水蛸」「合鴨」「大門素麺」と続きます。
先ほどの「(春)」に続く「月ノ輪熊(冬)」の対比もたまりません。
象徴的な「L’evo鶏」、
世界一のグルメを納得させるために研究された(笑)「赤蕪」、
一歩違った感覚で印象の変化と味わいを楽しめる「真鱈」、
メニューには書かれていませんが食の神様に感謝していただく「鹿の腹子」、
素材の可能性がまだまだ大きかったのだと実感させられる「猪」。
五感の全てが嬉しくなるお食事です。

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【後編】
『L’evo』の後半、
デザートの「よつぼし苺」、そして「あんぽ柿」も美しく複雑な味わいで、まるで料理の延長の様。
最後の小菓子になっても、楽しい工夫が止む事はありません。
お茶、お酒、パン、お肉や野菜、水、設備…。いちいち伝えたい事が山のようにあるのですが、また訪問の度に順次お伝えしたいと思います。
ホントに感動しました!

L'evo

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