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朝ごはんを食べずにお腹を空かせてやってきた場所は、電線も地下に埋められ昔の街並みが美しく整備された岩瀬という地区です。表に「酒商田尻本店」という幕のある大きな建物の横を入った奥、ガラス屋さんや陶芸の工房と並んでいるのが『カーヴ ユノキ』さん。
小さな看板の横にある重い扉を開けると、立派な木材で組まれた高い天井が印象的な大きな空間に、リビング、ダイニングそしてオープンキッチンが配置されています。元は海鮮問屋の蔵を改造したという、とても贅沢な空間です。
大きな天然木のテーブルに座り、地元産のシードルで乾杯した後でてきたのは、
トウモロコシのパウダーがかかったペーストと、お店の外に設置された薪窯で熾火の風味を加えられた白エビのタルタル でした。
次のお皿は、ナスのペースト、ニシバイ貝、おくら、きゅうり、枝豆に透明なトマトのジュレがかけられた涼しげなお皿。
再び熾火の風味がきいた、いわせアオリイカとムラサキキャベツ、ビーツ。
裏表で違った表情が出る山型の器に色鮮やかなキジエビ。
大満寿泉の大吟醸に漬け込んだフォアグラとメレンゲ。
神通川のアユには黒トリュフとモロヘイヤパウダー。
カリッと香ばしく焼かれたアマダイとリゾットに、柑橘で仕上げたプイヨンを注いだ一皿。
氷見産瓜坊のモモにズッキーニとナッツをそえて。
デザートは加賀棒茶のアイスにセイズファームの赤ワインを煮詰めたソース、クレハナシとチョコクランブルをふったデザートで終了。
1日1組のための贅沢なレストランで、日常と切り離された素敵な時間と空間を満喫させていただきました。

カーヴ ユノキ

カーヴ ユノキ

カーヴ ユノキ

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