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3月のオープン以来、何かと話題の紹介制焼肉屋さん『焼肉 X (TEN・テン)』。
星条旗通りにあるビルの地下。演出感たっぷりの木のドアを開けて入る店内は全て個室。ベストな火入れとタイミングでお肉を出すために、鉄板と網の2種の焼き台を中心に席が配置されています。
スタートは拘りのコンソメから。宮崎県西都市で矢野さんが生産する都萬牛。そのテール、ネック、アキレス、牛骨、スジ、スネ、挽肉でひいたコンソメスープは、わかりやすく旨みの強い味。
続いてゼブラナスやダビデの星といった拘り野菜をたくさん使ったナムルの盛り合わせ。
最初の肉料理は、但馬玄のユッケ。一つは細切りで、トリュフとウニに合わせて。もう一つはびっしりと詰まったキャビアの缶の中に、積層で美味しさと楽しさが詰め込まれています。
焼き物は貴重な但馬牛の黒タンから。最初はタン元を薄切りにして片面だけ焼いたもの。
続いてしゃぶしゃぶ。付け合わせは「のへじカブ」。
じっくり、そして完璧に火の入ったタン芯の厚切り。タンそのものの持つ力が強いのか、超音波冷蔵庫による48日の熟成効果なのか、はたまた焼き手の情熱なのか、とにかく濃厚な旨さが印象的です。
内臓はミノサンドから。
サラダを食べながら次のレバー用に、目の前で胡麻をひいてごま油が作られます。
香り高くフレッシュで嫌みなところが一つもないごま油とレバー、そしてホワイトポートワインの相性は抜群でした。
マルチョウのシャンパーニュ煮も新しい試み。
ここからの焼き物はお店の拘りの一つでもあるタレ焼きと白いご飯で。
まずはミスジから。
大量のネギとギアラは鉄板で焼いて。
松坂牛のサーロインは玉子にニラのサルサを合わせたものでいただきます。
ハラミ。
但馬玄のサンカクバラでお料理は一通り。
〆はキャビア冷麺。
そして土鍋で炊きあげられた名物「もつまぶし」。
蟹風味のフライドガーリックとの相性抜群です。
デザートはマッコリのジェラートと宮崎県産太陽のタマゴ。
最後まで気分が盛り上がる演出です。
美しい物と美味しい物への造詣、そして懐の深いオーナー。何より美味しい物を追求し独自の世界観を作り出すことに熱心な店主。最高のコンビネーションがあって生み出されたこのお店。
スイートスポットが狭いので万人向けとは言えませんが、これからの進化が楽しみです。

焼肉 X

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