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クロモリ
Oct.31.2018 / 仙台
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コラボイベントではお会いしていたものの、久しぶりに黒森さん単独の『クロモリ』にお伺いすることができました。宮城県初の料理マスターに選ばれた責任感からというわけではないでしょうが、前菜から様子が随分と違っていて、しっかりとインパクトのある冷菜が3つ並んでいます。 石巻産のヤリイカを老酒漬けにした上海蟹の内子で和えたもの。 志津川産のタコの中国茶煮。 角田斎藤豚のスネ肉とスッポンの煮こごりをスパイシーなソースで。 小岩さんの選ぶ旨味たっぷりなBlanc de Noirのシャンパーニュとよく合います。 でも次は、ガラッと方向を変えて身体に優しく沁み渡る薬膳スープ 。 スッポンスープをベースにフカヒレ、ナマコ、冬虫夏草、クヌガサ茸、朝鮮人参他様々な素材が入っていて、ミニ佛跳牆の様です。 写真で見てはいた上海蟹餃子ですが、実際に食べたらしっかり餃子として美味しく、良い意味で予想を裏切られました。 気仙沼カツオと塩釜産ひがしものを山椒、ネギ、生姜のタレで。 定番の角田斎藤豚のチャーシュー。大豆を砂糖とレモンで煮たものが添えてありますが、肉と一緒に食べると味わいが変わります。 お口直しに採れたてのルコラ。 真打ちの一つ、フカヒレ。今回は気仙沼産青ザメの尾ビレでした。毎回いろいろなことにチャレンジされているのクロモリさん独自の味の追及は、まだまだ進化の途中のようですが、毎回美味しく、そして安心していただくことができます。「渡部飯」用には角田産ササニシキのご飯。 伊豆沼産の蓮根に角田産の合鴨を使ったレンコンモチは、その日にとってきた名取のセリと一緒にいただきます。 真打ちその2は南三陸産40頭吉品鮑。こちらもクロモリさんらしい優しい味わいが特色ですが、余韻はひたすら長く感じます。 仙台牛のランプに黒胡椒ソースとキタアカリのマッシュポテト。どうってことの無い仙台牛が見事な料理になってしまうソースの旨さに驚かされました。 〆は比内地鶏のスープに宮城産小麦を使ったKUROMORI麺。 まだまだ食べられるとお願いして、上海蟹&チャーシュー炒飯も追加で作っていただきました。 デザートは、宮城伝統のイチヂクのシロップ煮をつかったマーラーカオ、杏仁豆腐、クルミ。 お茶をいただきながら、料理についての熱い思いのお話をしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。 仙台・宮城では孤軍奮闘なのが現状ですが、早く後を追う料理人やお店が出て、仙台・宮城そして東北の食が盛り上がってくれることを願っています。
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コラボイベントではお会いしていたものの、久しぶりに黒森さん単独の『クロモリ』にお伺いすることができました。宮城県初の料理マスターに選ばれた責任感からというわけではないでしょうが、前菜から様子が随分と違っていて、しっかりとインパクトのある冷菜が3つ並んでいます。
石巻産のヤリイカを老酒漬けにした上海蟹の内子で和えたもの。
志津川産のタコの中国茶煮。
角田斎藤豚のスネ肉とスッポンの煮こごりをスパイシーなソースで。
小岩さんの選ぶ旨味たっぷりなBlanc de Noirのシャンパーニュとよく合います。
でも次は、ガラッと方向を変えて身体に優しく沁み渡る薬膳スープ 。
スッポンスープをベースにフカヒレ、ナマコ、冬虫夏草、クヌガサ茸、朝鮮人参他様々な素材が入っていて、ミニ佛跳牆の様です。
写真で見てはいた上海蟹餃子ですが、実際に食べたらしっかり餃子として美味しく、良い意味で予想を裏切られました。
気仙沼カツオと塩釜産ひがしものを山椒、ネギ、生姜のタレで。
定番の角田斎藤豚のチャーシュー。大豆を砂糖とレモンで煮たものが添えてありますが、肉と一緒に食べると味わいが変わります。
お口直しに採れたてのルコラ。
真打ちの一つ、フカヒレ。今回は気仙沼産青ザメの尾ビレでした。毎回いろいろなことにチャレンジされているのクロモリさん独自の味の追及は、まだまだ進化の途中のようですが、毎回美味しく、そして安心していただくことができます。「渡部飯」用には角田産ササニシキのご飯。
伊豆沼産の蓮根に角田産の合鴨を使ったレンコンモチは、その日にとってきた名取のセリと一緒にいただきます。
真打ちその2は南三陸産40頭吉品鮑。こちらもクロモリさんらしい優しい味わいが特色ですが、余韻はひたすら長く感じます。
仙台牛のランプに黒胡椒ソースとキタアカリのマッシュポテト。どうってことの無い仙台牛が見事な料理になってしまうソースの旨さに驚かされました。
〆は比内地鶏のスープに宮城産小麦を使ったKUROMORI麺。
まだまだ食べられるとお願いして、上海蟹&チャーシュー炒飯も追加で作っていただきました。
デザートは、宮城伝統のイチヂクのシロップ煮をつかったマーラーカオ、杏仁豆腐、クルミ。
お茶をいただきながら、料理についての熱い思いのお話をしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
仙台・宮城では孤軍奮闘なのが現状ですが、早く後を追う料理人やお店が出て、仙台・宮城そして東北の食が盛り上がってくれることを願っています。