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世界一のフーディーがスペイン遠征中なので、今回は単独行動。バックカントリースキーのデビューに合わせて『たかむら』さんにやってきました。
連絡を入れていた時間より早く到着してしまい、満席のたかむらさんにご迷惑をおかけしてしまったのですが、そんなことは関係なくさっと出して下さった先付。
いつものように浅蜊と春菊の胡麻寄せと卵焼き。千社唐、黒豆、スッポンの卵、茶ぶりナマコ、バイガイ等が美しく盛り付けてあったのですが、真ん中にあったのがしょっつるで仕上げたメヒカリ。メヒカリ…なんて想像を遥かにこえた驚きの美味しさ。いきなり先付けから驚かされました。
それに合わせる最初のお酒はもちろん、新政酒造がたかむらさんのために特別に作った「日本料理たかむら別誂袋吊り」の佐藤卯兵衛。この日隣には新政酒造の佐藤社長が座っていらっしゃっいましたので、さらに美味しさが増したような気分になります。
続いてのお料理は、身体に染みる秋田産タラの白子の甘酢餡。
予定の時間より早く来た上に、お腹がペコペコでやたら食べるペースも速い我々を落ち着かせようと出して下さったのが、アン肝のペースト。これがまた、お皿まで舐めたくなる旨さ。
今回一番のチャレンジが、今までならお浸し等に使っていた黄ニラを使い、大根や昆布締めにした菜の花等野菜がタップリ入った薄氷仕立てのお椀。
何と比内地鶏とスッポンのお出汁が使われています。
疲れた身体にスッとはいる優しさと旨さが上手にバランスしていて、たかむらさんならではの進化系のお椀です。
お造りは、男鹿のヒラメとマスのルイベ。三陸渡波町の赤貝。三者三様の楽しみ方ができるよう、過度に主張しすぎないようきちんと計算されています。
意外だったのが、次の焼き物。
真冬なのに鰻。
鹿児島県泰正養鰻の鰻を使い、そのまま地焼きしていつものたかむらさんの鰻のタレをかけただけなのに、身はふんわり、味はしっかり。感動の美味しさです。添え物には、山椒の実、蓮根、山桃。
秋田錦牛の吉野煮は、カブラもち インカの目覚めのマッシュポテト、イタリア産冬トリュフと合わせてさらに味わい深くなっています。
炊き合わせは、五島産アワビの塩蒸し、カボチャ、三関のセリ、アメーラトマト。上に鮪節削りが
諫早湾の牡蠣を丁寧な仕事で牡蠣の姿そのままフライにした、究極牡蠣フライ&タルタルソース。
秋田産ズワイガニタップリのご飯。
浜名湖産青ノリのお味噌汁。
水菓子はサラっと、とちおとめと梅酒のゼリー。
その後は日本酒伝道師のまりえさんが新政のお酒を使って即興のペアリングをして下さったのですが、これがまた凄い!
とても貴重な体験をさせていただきました。

日本料理 たかむら

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