COMMENT

『松川』さんのお弁当、言うまでもなく印象に残ったものの一つです。
二段のお重と、椀種(蟹身蒸と生木耳)にお出汁、そして水羊羹まで入っています。
見た目の美しさも美味しさも、松川さんらしくキリッと仕上がっていて、まさに自分好み。
ただ、一つ残念なのは容器。後日その理由をお聞きしたところ、天然木の器は捨てることを気にされるお客様がいらっしゃるので、あえて人工の素材を選ばれたとのこと。
普段の営業でも、割りばしにあえて高級な吉野杉の赤を選ばず白をつかったり、お盆の中に箸置きを置いたり、文化や作法をご存じない方が増えているための苦労が多いそうです。
天然素材は見た目はもちろん、手に触れ口に入れて気持ち良く安全で健康に良いだけでなく、再生素材ですので使って燃やすことが環境の維持と保護につながります。(ただし、国産材にかぎります)
石油由来、輸入素材のパッケージからの脱出に、皆さん是非ご理解とご協力をお願いします。

松川

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