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金沢日帰りダブルヘッダー、夜に訪れたお店は「いつも漁港で一緒になる注目の料理人がいるから是非」と有名なお寿司屋さんから紹介されていた『片折』さん。
浅野川沿い「鏡花のみち」にあるお店に着いたのはちょうど夕暮れ時だったのですが、看板に灯が入り周りの景色と調和してとてもいい雰囲気です。
カウンターに座り、鰹節を削る様子を見ながら最初に出されたのは、とっても上品に炊きあげられた大根に柚子味噌。
続いて目の前では、メインの蟹が見事な手さばきで次つと処理されていきます。水槽に入ることなく船から直接届く新鮮かつ見事な蟹は、見るからに他とは違う透明感と瑞々しさです。
先程削った鰹節と昆布のお出汁で仕立てたコブダイと蟹のお椀。
ご主人の意気込みがストレートに伝わり、とても好感がもてます。
氷見産のアンキモ。
能登宇出津産毛ガニの洗いは、初めて経験する味わい。
金沢春菊の白和え。
そして焼き蟹。
これが本当に素晴らしい。産地なのか、鮮度なのか、調理の技術なのか、蟹の食べ方についての議論は尽きませんが、その3つの条件がきれいにそろった感動の焼きガニです。
宇出津産の鮑。
寒鮃のかぶら蒸し。
蟹の旨味を凝縮したお出汁に蟹寄せと干しゼンマイ。これには言葉無く唸るしかありません。
炊き立ての氷見のコシヒカリ、カブラ寿司、能登の新モズクのお味噌汁。
デザートにはヨーグルトのかかったグレープフルーツ。
お抹茶をいただいて終了です。
金沢の名店『つる幸』出身のご主人と女将さん。
二人で集めたこだわりの器もまた食事を楽しくさせてくれます。
京都を追うのでは無く、金沢の、そして全国の名店となる日が楽しみなお店です。

片折

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