COMMENT

冬の『松川』さんに欠かせないのが「間人蟹」。
今やたった5隻しかない船がとる貴重な蟹を、シーズン中は欠かさず用意する苦労。そして何よりいくら間人蟹とはいえ、港から遠く離れた赤坂のお店でいただくカニの美味しさにいつも感動させられます。
最初の品は、その間人蟹を使った飯蒸し
そして焼きガニ
白子とウにの柚子釜
この日のお造りはオコゼと伊勢海老
通常ならタイにコノワタを合わせるのですが、この日のオコゼは状態が素晴らしいのでお塩でいただき、コノワタはそのまま熱燗のツマミに。
伊勢海老のお造りもここは格別の美味しさでミソと一緒にいただきます。
そして主役のお椀。この日はホタテのしんじょに炙ったバチコでしたが、ここで食事が終わってお金をお支払いしても良いと思えるくらい、心をガッチリ掴む完璧な美しさと美味しさです。
一旦ペースを変えるフグ白子和えの温度感と旨さ、さらにホッコリとさせる炙ったカラスミとお餅に大根のお出汁に感動させられます。
再び間人蟹を使った何だか美味しくてたまらない昆布締め
見た目も鮮やかなグジと菜の花
焼いたモロコ
スッポンの付け焼きに揚げた堀川ゴボウ
さらっと並べていますが、どの品もメインをはれる旨さと美しさです。
この日は鴨のしゃぶしゃぶ
そしてそのお出汁を使った蕎麦
ご飯おかずは白魚と蕗の薹の天ぷらでした。
白菜の漬物
シジミの赤だし
そしていつものジャコ、生のカラスミ、イクラと海苔のセットでエンドレスなご飯となります。
黒豆の美味しさを丸ごと味わえる水羊羹
お抹茶
そしてイチゴ大好きな私が愛してやまない、コアントローを使ったゼリーとの相性が完璧なのイチゴのデザートで終了。
こうして文字に起こしていても美味しさと感動が甦ります。

松川

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