COMMENT

回を重ねるたびに更にその凄さがわかる『日本料理 たかむら』さん。
今回もまた想像を超える体験をさせていただきました。
まずは前半。
いつも通りの美しい先付けですが、今回印象に残ったのは稚鮎の春巻き。
続いてのかぶら餅もそうですが、とってもビールが進みます。
今が旬な岩牡蠣の時雨煮もまたたかむらさんならではの優しい味付け。
お椀はハモの揚げしんじょ、ネマガリタケ、冬瓜、ジュンサイ、そしてハマグリ。まるでおでんのようにしっかりと仕上げてから椀種にしたハモのしんじょとハマグリのお出汁が双方を高め合い、ガッツリとした旨いお椀にノックアウトされます。
花山椒と実山椒を合わせた自家製山椒醤油でいただくマグロ、マコガレイ、ツブ貝もこの季節ならではの味わいです。
産地、天候そして焼き方、全ての条件が重なって初めて最高の美味しさが生まれる鮎ですが、秋田の地で凄い鮎の塩焼きに出会えたのには驚きました。
ゆっくりと丁寧に火を入れた後、笹の葉に包んで炭火で仕上げられた 和良川の鮎は、骨まで美味しく食べられる状態なのは当然として、身はふっくらとジューシーで鮎の持つ香りがしっかりと残り、そこに笹の葉の香りが加わった素晴らしいお料理に仕上がっています。
お粥を合わせた蓼酢がまた味わいを深めてくれますし、太古八流の奥深い鮎の焼き方があればこその鮎の美味しさを、また一つ学ぶ事ができました。

日本料理 たかむら

日本料理 たかむら

日本料理 たかむら

日本料理 たかむら

日本料理 たかむら

日本料理 たかむら

日本料理 たかむら

日本料理 たかむら

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